【現役塾講師が教える】勉強はなぜ必要?うまい子どもへの伝え方は?

勉強はなぜ必要? 雑記

「なぜ勉強が必要なの?」

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

子を持つ親なら、一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。

高校生白書のアンケートによると、「学校で学んでいることは将来役に立つと思うか」という質問に対し、約7割が「役に立つと思う」と回答しています。

学校で学んでいることは将来役に立つと思うか

出典:高校生白書Web版 「高校生の日常生活・学習に関する調査」

みんな本当にそう思っているのでしょうか?

「将来のため」で納得しているなら、「なぜ勉強しなきゃいけないの?」という質問は出てこないはずです。

それに、「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と聞かれると、こちら側は困りますよね。

私も職業柄、よく聞かれる質問です。

そこで、現役塾講師であるシライシが「なぜ勉強は必要なのか」について、考えていることを紹介します!

最後には、子どものタイプ別に何と答えればいいのかを紹介しているので、参考にしてみてください。

また、本記事の「勉強」は「学校で習う勉強」とします。

本当に勉強は必要?

本当に勉強は必要?

まず、本当に勉強は必要なのでしょうか?

正直、学校で習ったことが社会に出てから役に立ったという経験は少ないのではないでしょうか。

シライシの考えは「基本的には必要」です。

やはり、勉強ができるに越したことはないですし、学習習慣を身に着けることは大事です。

ただ、必要じゃない人がいるのも事実です。

そのため、勉強が必要だと思う理由と、不必要だと思う理由があります。

なぜ勉強が必要だと思うか

勉強が必要な理由

勉強が必要だと思う理由は大きく5つあります。

まだまだ学歴社会だから

日本はまだまだ学歴社会です。

ある程度、柔軟になってきているとはいえ、学歴が高い方がいい企業に入れるというのは事実です。

「学歴フィルター」なんていう言葉もありますよね。

NIKKEI STYLEの調査によると、どの年代でも「大学卒」が一番年収の高い学歴となりました。

学歴別年収 男性

学歴別年収 女性

出典:「学歴なんて関係ない」の真実 生涯賃金これだけ違う

やはりお金は大事ですからね…

このように数字で見せられてしまうと勉強は大事と言わざるを得ないですよね。

努力する経験ができるから

「人生の中で一番努力した経験は何ですか?」

あなたがこの質問をされたら何が浮かびますか?

おそらく「受験勉強」がパッと出てくるのではないでしょうか。

ビジネス特化型SNSを提供するリンクトインの調査によると、人生で成功するために重要な要素の第1位が「努力すること」でした。

人生で成功するために重要な要素

出典:“人生で成功するために重要な要素”ランキング 共通1位は「努力」 日本2位で、世界9位だったのは……?

学生時代の勉強は、努力する経験ができる貴重な機会です。

大人になってからも努力は必要です。

ですが、いきなり努力しろと言われても難しいですよね。

学生時代の努力する経験は、個人的にすごく大事かなと感じています。

必ず結果が出るから

勉強は努力すれば必ず結果が出ます。

「嘘だろ!」と思う人もいますかね?(笑)

大人になってからの仕事など、努力しても結果につながる保証がないものはたくさんあります。

それに比べて、勉強は教科書があり、公式があり、解答・解説もあります。

「こうすれば正解にたどり着けますよ」という道しるべを教えてくれています。

こういうのが仕事にあったらいいですよね(笑)

そのため、時間を使って勉強を続けていけば、ちゃんと点数に表れてきます。

「努力すれば成果が出る」という体験を子供のうちにできるのは、いい経験だと感じますね。

無知は損をするから

あなたは「ドラゴン桜」を知っていますか?

阿部寛さん主演でドラマ化しているので、こちらで見たことがある!という人もいるかもしれませんね。

作品の中で、主人公の桜木先生は数々の名言を残しています。

お前らこのままだと、一生騙され続けるぞ。社会にはルールがある。その上で生きて行かなきゃならない。そのルールってやつは、全て頭の良い奴がつくってる。

(中略)

賢い奴は、騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負け続ける。これが、今の世の中の仕組みだ。だったら騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら、勉強しろ!

引用元:三田紀房(2010)「ドラゴン桜」モーニングKC

これには個人的にも同意です。

世の中は税金や法律など、頭のいい人が作ったルールでできています。

ルールを知っている人はそれをうまく使い、知らない人は損をしていることにも気づきません。

そのため、「勉強をする」ということの大事さを学生時代から知っておくことは大事なことだと思っています。

普通に役に立つから

学生時代の勉強は役に立たない!とよく言いますが、計算や公民など普通に役に立つ内容もありますよね?

arc communicationsの調査では、学生時代に習った英語が役に立ったと答えた人は53%いました。

中学・高校時代に勉強をした英語が、役に立っていると実感することはありますか?

出典:学校で学んだ英語って、本当に実践で使えるの?

個人的には社会の公民や、政治・経済なんかはすごく役に立つな~と思うので、役に立つものもあるんだと思ってもらえるかといいと思います。

なぜ勉強が不必要だと思うか

勉強が不必要な理由

勉強が必要だと思う理由を言いましたが、不必要だと思う理由もあります。

3つ紹介します。

大人になってから使わないから

さっきの章で普通に役に立つ勉強もあると言いましたが、学校で習った勉強のほとんどは、直接役には立ちません。

三平方の定理とか顕微鏡の見方とか、大人になってから使った人はいないですよね?

べースメントアップス株式会社が行ったアンケートでは「学生時代の勉強が仕事に生かされている」と答えた人は、全体の3割程度でした。

学生時代の勉強は仕事に活かされていますか?

出典:学生時代の勉強は仕事に全く活かされない?社会人の44%が学生時代の勉強を仕事に全く活かせていないと回答!義務教育制度の弊害とはなにか?

勉強するという経験は必要ですが、どうせ勉強するなら大人になってから直接役に立つ「税金」とか「Excel」とかをもっとやればいいのにな~と思ったりはします(笑)

大人になってからでも学べるから

学校で学ぶことは、大人になってからでも学び直しができます。

なつまつりさんがツイッターで行ったアンケートでは、85%の人が大人になってから学び直したいと思ったことがあるそうです。

大人になって「勉強したい」と思ったことある?

出典:大人になって「勉強したい」と思ったことある?

本屋さんで参考書を買うこともできますし、YouTubeで学ぶこともできます。

学生時代に勉強よりやりたいことがあるならやってもいいのでは?と、個人的には思います。

ツケは自分に回ってくるから

結局、勉強をやってないツケは、将来自分に回ってきます。

自己責任だから勉強したくなければいいんじゃないの?という考えですね。

ちょっと冷たいかもしれませんが、「どうしても勉強したくない」という強い意志があるなら、別にしなくてもいいんじゃないかな~と個人的には思います。

勉強が必要な人

勉強が必要な人

実は、勉強が必要な人と不必要な人がいます。

結論から言うと、将来サラリーマンになりたい人は必要です。

就職活動をして民間の会社に入りたい場合は、大卒の方が有利ですし、偏差値が高い大学の方が有利です。

そのため、サラリーマンになりたい人は勉強しておいた方が良いです。

また、公務員になりたい人も公務員試験を受けなければいけないので、勉強は必要です。

公務員試験は学校で習った数学とかも出たりするので、唯一習ったことがそのまま活きてきますね(笑)

将来の夢がない人は、おそらくサラリーマンになると思うので、勉強しておきましょう。

人生をラクに生きたい人は、サラリーマンが一番ラクなので、勉強しておきましょう。

勉強が不必要な人

勉強が不必要な人

公務員やサラリーマンになりたい人は勉強が必要でしたが、勉強が不必要な人はどういう人なのでしょうか?

それは、社長や個人事業主(フリーランス)で生きていくと決めた人です。

個人事業主(フリーランス)や社長は、就職活動も試験もないので、学校の勉強は無くても大丈夫です。

しかし、何も勉強しなくていいわけではなくて、簿記や経営の勉強が必要になってきます。

これは、学校で習う勉強より難しいので、相当努力が必要になることは覚えておいてください。

とはいえ、学生時代に社長や個人事業主として生きていくと決めている人は少ないと思うので、大体の子は勉強が必要になってきます。

子どもに「なぜ勉強が必要なの?」と聞かれたら

「なぜ勉強が必要なの?」と 聞かれたら

大体の子は勉強が必要になります。

そのため、子どもが勉強をしたくないと言っていたら、勉強をするように仕向ける必要があります。

最後に、みなさんが悩むであろう「なぜ勉強が必要なの?」と子供に聞かれた時の答え方を紹介します。

あくまで私の個人的な意見ですが、日々このような質問を受けている現場にいる者としての考えなので、参考にしてもらえればうれしいです。

3つのタイプ別に紹介していきます。

勉強ができる秀才タイプ

勉強はできるんだけど、やる意味が分からない…というタイプです。

このような秀才タイプは、大人の理論で丸め込むのはNGです。

「将来のため」「いい企業に入るため」と言っても、ぼんやりしているので納得できません。

「なぜ勉強するのか」、自分なりに納得できる理由を見つけたいのです。

勉強ができる子=ある程度物事を考えられるので、学ぶ理由を対等な立場で問いかけるといいですよ。

「なんで英語を学ぶんだろう?」「選挙のことを習ったらどう役に立つのかな?」のように、相手の答えを引き出す質問をしてみましょう。

それが正解か間違いかは関係ありません。

自分なりに勉強する理由を見つけられれば、自然と勉強に没頭するはずです。

勉強以外に熱中タイプ

部活や趣味など、勉強以外に熱中しているタイプには、好きなことを続けるためには勉強が必要なことを教えてあげましょう。

「勉強以外のことをやっているときは幸せだよね?ずっとやっていたいよね?」

「勉強しないと、その幸せが長く続かないかもしれない。」

ちょっと脅しのように聞こえますが、このタイプの子は自分の好きなことができなくなるのを非常に嫌います。

そのため、勉強をしないと現状の幸せが続かないことを伝えるといいですよ。

もう少しポジティブな言い回しとして、「幸せを人任せにしないために勉強するんだよ。」なんて言葉も響いた子がいましたね。

何事にもやる気がない無気力タイプ

何をするにも「めんどくさい」が口癖の子っていますよね。

ゲームやスマホを買ってあげるから勉強しようと言っても食いついてこないので、実は一番難しいタイプです。

無気力タイプの子には、まず人生の楽しみ方を教えてあげましょう。

物事を達成した時の喜びや、友人とコミュニケーションをとることの楽しさなど、あなたの人生で楽しいことを伝えてみてください。

そして、「幸せになるため、人生をしっかり楽しむために勉強するんだよ」と伝えてあげると、少しはやる気を出してくれました。

どんなに反応が薄くても、自分に興味を持ってもらってうれしくない人はいません。

積極的に人生の楽しさを伝えて、そのために勉強が必要なことを教えるのがGoodです。

まとめ:勉強がなぜ必要なのかを伝えられる大人はかっこいい

勉強がなぜ必要かを 伝えられる大人はかっこいい

「なぜ勉強は必要なの?」

誰しも一度は思ったことがあるはずです。

しかし、皆さんが子供の時に、納得する答えを言ってくれた大人はいたでしょうか?

そんな大人がいたら、もう少し勉強にまじめに取り組めたことでしょう。

実際問題、将来のことを考えると勉強はやっておいたほうがいいです。

きっとみなさんもどこかでそう思っているはずです。

それを子どもにしっかり伝えられる大人になりたいですよね?

勉強した方がいい理由を、自分の言葉で伝えられるかっこいい大人になっていきましょう!

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