Webライターやってるんだけど、請求書ってどう書けばいいんだろう…
直接契約したいんだけど、請求書の作り方がわからないから一歩踏み出せないな…
こんな風に悩んでいませんか?
請求書って会社員をやっていると書く機会ってあまりないので、副業やフリーランスになって請求書を求められると困りますよね?
実際、私も初めて請求書を作ってと言われたときは、何がなんだかわかりませんでした。
請求書って直接契約にはつきものなので、ここがわからないとなかなか一歩が踏み出せないと思います。
直接契約は、手数料はないし継続的な案件がもらえたりと、いいこといっぱいです!
請求書の作り方がわからないから直接契約しないなんてもったいない!
ということで今回は、実際に請求書を毎月作っているシライシが「Webライターの請求書の作り方」を徹底解説します。
この記事を読めば、以下のようなこと良いことがあります。
Webライターが請求書を作らなければいけない場面
クラウドソーシングサービスを使っていると、なかなか請求書を作る機会ってないですよね。
請求書の作成が必要になるのは、直接契約を結ぶときです!
直接契約では、請求を自分でしなければいけません。
そこで、請求書が必要になってきます。
直接契約はクラウドソーシングサービスに比べて、下記のような利点があります。
・手数料がない
・より専門的な記事を書けるので、レベルアップできる etc…
そのため、Webライターは請求書を作成できた方がいいです!!
全くわからないという方も、丁寧に教えていくので安心してください。
実際に使っているWebライターの請求書テンプレート
さっそく私が実際に使っている請求書を見ながら、書くべき項目を解説します。
①発行日
請求書の発行日を記載します。
おそらくクライアントごとに「毎月○日に請求書をください」と言われるので、基本的には毎月その日にちになります。
請求書発行日が不明な場合は、クライアントに確認しましょう。
②請求番号
請求番号=通し番号と思ってもらって大丈夫です。
基本的には自動設定されるので、そのままで大丈夫ですが、後から請求書を探すときに探しやすくするためのものですね。
「発行年月日-01~99」となる場合が多いです。
③請求先
請求先はクライアントです。
案件を受けていて、報酬をもらう相手の名前を書きましょう。
クライアントが個人の場合は○○様、法人の場合は○○御中がいいでしょう。
④請求金額
当月の請求金額を記載します。
請求書作成サービスでは、その他の情報を記載すれば自動で計算してくれますよ。
ここに載るのは「小計+消費税-源泉徴収税」の金額になります。
支払い期限も載せておくとクライアントも助かりますし、自分自身も忘れにくくなっていいですよ。
支払期限が決まっていない場合は、トラブルの原因になりますので、話し合って速やかに決めるようにしましょう。
「こんなこと聞いて大丈夫かな…」と思うかもしれませんが、お金は大事なものです。
まともなクライアントであれば、ちゃんと決めてくれます。
逆に支払期限を明示しないクライアントは、怪し過ぎるので取引はしない方がいいですね。
⑤請求者情報
請求者(私たち)の情報も記載しておきましょう。
一般的には、下記の情報を載せておけば間違いないです。
- 名前
- 住所
- メールアドレス
相手の情報も最低限教えてもらっていると思うので、信頼できる取引をするためにも、こちら側も最低限の情報を開示しておきましょう。
⑥品番・品名
何で請求するかを書く欄です。
Webライターの場合は「原稿料」で問題ないでしょう。
複数記事を書いている場合は、どの記事の請求かがわかるように記載すると、クライアントも判断しやすくなりますよ。
原稿料(KW:受験 乗り切り方)など…
ここは請求日にまとめて書くより、終わったら一記事ずつ書いておくことをおすすめします。
その方が忘れにくいですしね。
⑦数量
⑥品番・品名に書いてあるものを、いくつ納品したかを書きます。
上記のように記事ごとに記載する場合は、基本的に「1」になるでしょう。
⑧単価
⑥品番・品名に書いたもので、いくらかを記載します。
文字単価で設定されている場合は、「文字数×文字単価」で計算した金額を書いておきましょう。
⑨金額
⑥⑦⑧を記載すれば、金額は自動で入力されます。
⑥品番・品名の記事で最終的にいくら請求するのかを書く欄です。
⑩小計
⑨の合計額です。
当月に書いた記事の合計金額が記載されます。
⑪消費税
⑩小計にかかる消費税を記載します。
請求書作成サービスでは、税率を設定すれば自動で計算してくれますよ。
消費税の詳細については、後述のWebライターが請求書を作成するときの2つの注意点で解説します。
⑫源泉徴収税
源泉徴収は会社員のものかと思いきや、Webライターも大いに関係してきます。
そのため、源泉徴収税も請求書に記載する必要があります。
源泉徴収も、徴収税率を設定すれば自動で計算してくれます。
源泉徴収についても、Webライターが請求書を作成するときの2つの注意点で解説します。
⑬合計
消費税やら源泉徴収やらを計算して、最終的に手元に入ってくる金額がここに記載されます。
基本的には④請求金額と一緒になるはずです。
⑭備考
何か備考があれば書いておきましょう。
よく書くのは、「振込手数料はご負担をお願いします。」ですね。
報酬を振り込む際の振込手数料をどちらが負担するかは、あらかじめ決めておきましょう。
こちらで負担する場合は書かなくて大丈夫ですが、クライアントに負担してもらう場合は、一言書くと良い印象を与えられます。
⑮振込先
どこに振り込めばいいのかを記載しておきましょう。
これがないと報酬が手元に来ませんからね。
記載するのは、下記の情報です。
- 銀行名(○○銀行○○支店)
- 口座の種類(普通、当座、定期預金など)
- 口座番号
- 名義(必要ない場合もある)
上記の情報で振り込みは問題なくできるので、暗証番号など余計なことは教えないようにしましょう。
悪い人がいるかもしれませんからね。
自分の身は自分で守りましょう。
Webライターが請求書を作成するときの2つの注意点
請求書の書き方を見てきましたが、注意してほしい点が2つあります。
源泉徴収と消費税です。
この2つを知らないと、大きく損をしてしまう可能性があります。
最終的な計算式は下記の通りになります。
税金等も絡んでくるので、仕組みをしっかり見ていきましょう。
注意点①:源泉徴収
源泉徴収とは本来、報酬をもらう側が収める税金を報酬を支払う側があらかじめ差し引いておいて、代わりに収めることを言います。
サラリーマンの方は、「額面」と「手取り」が違いますよね。
これは、源泉徴収をはじめとした、もろもろの金額が会社に引かれるためです。
では、副業やフリーランスは源泉徴収されるのでしょうか?
答えは、「源泉徴収されるものもある」です。
Webライターに関して言うと、原稿料は源泉徴収の対象になっているため、基本的には源泉徴収されます。
源泉徴収の税率は、100万円以下であれば10.21%、100万円以上であれば20.24%です。
月で100万円を超える支払いはなかなか無いかなと思うので、基本的には10.21%に設定しておけば大丈夫です。
また、源泉徴収には消費税も関わってくるので、消費税も気をつけなければいけません。
注意点②:消費税
そもそも消費税とは、物やサービスを購入するときにかかる税金です。
本来は物やサービスを購入した人が国に納めなければいけないのですが、手間がかかるので、代わりに店や企業がまとめて消費税を納めています。
Webライターの場合は、Webライターの原稿をクライアントが購入するという構図なので、原稿にも消費税がかかって、私たちWebライターが消費税を受け取り、国に納める事になります。
そのため、消費税も請求しなければいけません。
もともと提示された金額が、内税なのか外税なのかで請求額が変わってくるので、しっかり確認しておきましょう。
(例)提示された金額が3,000円だった場合
・内税→3,000円の中に消費税が含まれているので、請求額は3,000円
・外税→3,000円の中に消費税が含まれていないので、請求額は3,000×1.1=3,300円
Webライターにおすすめの請求書作成ツール2選
ここまで請求書に書くべき項目を見てきましたが、すべて一からやろうとすると大変ですよね…
そこで、簡単に請求書が作れる請求書作成ツールを2つ紹介します。
基本的に今回紹介するどちらかを使っていれば問題ないと思うので、これから請求書を作ろうと思っている人は参考にしてください。
ツール①:Misoca
私自身もMisocaを使っているのですが、とにかく簡単に請求書が作れます!
Misocaは「やよいの白色・青色申告」で有名な、弥生株式会社が提供している請求書作成サービスです。
やよいの白色・青色申告を使っている場合は連携もできるので、作業が簡略化されます。
月5通までなら無料で利用できるので、まだ請求書の発行数が多くないのであればおすすめです。
ツール②:マネーフォワードクラウド請求書
マネーフォワードクラウド請求書は、家計簿アプリでおなじみのマネーフォワードが提供する請求書作成サービスです。
使いやすい画面と、マネーフォワードクラウド確定申告との連携が魅力で、こちらも人気が高いです。
月額1,000円程度で利用かかりますが、請求書サービスだけでなく、会計ソフトや開業届をサポートしてくれるツールもあります。
すべてマネーフォワードにお世話になるのも選択肢の一つですよ。
まとめ:副業もフリーランスもWebライターは請求書を書けるようになっておこう
Webライターとして活動していくなら、遅かれ早かれ請求書を作る機会はやってきます。
その時に、「やり方がわからないから一歩踏み出せなかった」となったらもったいないですよね。
請求書作成ツールを使えば、だれでも簡単に請求書を作成できます。
一歩踏み出して、Webライターとしてレベルアップしていきましょう!
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