ライターの仕事って文章を書くだけ?
そう思っている方は、一度この記事を読んでみてください。
ライターの仕事は文章を書くだけではなく、ディレクターやSNS運用などに”横展開”できます。
ただ、具体的にどんな選択肢があるのか、なぜ横展開する必要があるのか知りたいですよね。
本記事では、ライターの主な仕事と横展開の例に加え、横展開する理由についても紹介します。
本記事を読めば、ライターの仕事の増やし方が分かります。
仕事を増やしたい、文章を書く以外の仕事がしたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
ライターの主な仕事内容とは|まずはここから始めよう
一般的なライター(初心者ライター)の仕事は、主に以下の4つです。
- 文章執筆
- リサーチ
- 構成作成
- WordPress入稿
これからライターを目指したいという方は、まずここから始めてみてください。
文章執筆
文章執筆は、ライターの仕事として100人中100人が思い浮かべるのではないでしょうか。文章を書くことは、ライターの基本中の基本です。
読書感想文や卒業論文など、誰しも文章を書いた経験はありますよね。ただ、いざ大人になってから文章を書けと言われると、意外に手が止まってしまうものです。
本を読んで、改めて文章について勉強しておくのがおすすめです!
ライターとして活動するなら、「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」がおすすめです。
この本に書いてあることを実践すれば、確実に修正が減り、重宝されるライターになれます。
これからライターとして活躍したい方はもちろん、すでにライターとして活動している方にも改めて読んでほしい一冊です。
リサーチ
リサーチとは、文章を執筆するために情報をインターネットなどで調べることです。
実は、リサーチは文章執筆より時間がかかります!
文章を執筆するためには、前提知識が必要です。筋トレに詳しくないのに、「大腿四頭筋に効く筋トレの記事を書いてくれ」と言われても困りますよね。
正しい情報を伝えるためには、リサーチは非常に重要な工程です。
そこで、インターネットや書籍などから、記事執筆に必要な知識を集めます。文章を書くことに慣れてくると、リサーチの方に時間がかかるようになってきます。
そのため、まったく知識のないジャンルの記事を書くときには、執筆の何倍もの時間をかけてリサーチすることも珍しくありません。
リサーチが苦手な方は、すでに詳しいジャンルの記事を執筆しましょう!
WordPress入稿
WordPress入稿では、文字の装飾や画像挿入などを行います。ただWordやGoogleドキュメントに書くだけではなく、WordPress入稿までできれば単価を上げることも可能です。
そこまで複雑な操作はなく、身につければコスパがいいです!
WordPressの入稿マニュアルがある案件も多いので、仕事をしながら身につけるのもアリです。自分でブログを運営して、いろいろ試してみるのもおすすめですよ。
構成作成
構成作成では、タイトルや見出し、記事内容の大枠を決定します。
構成作成は非常に重要な工程の一つです!
大げさに言うと、構成さえしっかりしていれば、中身が多少つたない文章でも検索で上位表示されることがあります。
そのため、構成はクライアント側で用意しているケースも多いのです。
裏を返せば、構成が作れるライターは重宝されます。構成の作り方マニュアルを用意している案件もあるため、仕事をこなしながら身につけていきましょう。
横展開できるライターの仕事の種類7選
ライターは記事を書くのが主な仕事ですが、その過程でさまざまなスキルが身についてきます。
私は、そのスキルを本格的に仕事にすることを「横展開」と呼んでいます。まったく違う業種ではなく、なんとなく似ている業種に手を広げるからですね。
横展開できるライターの仕事の代表例は、以下の7つです。
- アイキャッチ画像・図の作成
- コーディング・Webデザイン
- ディレクション
- SNS運用
- 台本・シナリオ作成
- 取材
- ライター講師
それぞれ、単独で案件を取れるものばかりのため、ライターの仕事に限界を感じている方は参考にしてください。
アイキャッチ画像・図の作成
アイキャッチ画像や図の作成は、それだけを仕事として依頼するケースもたくさんあります。ライターができる場合は1人で済むので、クライアントとしては助かりますよね。
図も作るので報酬アップしてください!といった交渉も可能です。
ライターの仕事として、フリー画像を入れるくらいはよくあることです。ちょっとしたデザインや見やすい図を作れるようになると、他のライターと差別化できますよ。
HTML/CSSコーディング
HTML/CSSコーディングとは、WordPressでHTML、CSSを使って入稿作業をする仕事です。
もちろん、画像を入れたり装飾をしたりするだけでなく、<p>タグを使ったり表を作成したりなど、多少手間がかかるものもあります。
しかし、WordPress入稿はライター活動の中でも触れる機会が多く、すでに知っている知識を活かしやすいです。
太字は<strong>、箇条書きは<ul><ol><li>を使うなどは知っていますよね。
実際にシライシも、HTML/CSSコーディングの仕事を請け負っています。プロの文章を見るのは勉強にもなるため、おすすめです。
ディレクション
ディレクションはライターの進捗管理などを担う、サイトまたはプロジェクトのリーダー的ポジションです。
ライターを経てディレクターになる人が多いです!
ディレクション業務は、記事を書くことはありません。その代わり、クライアントとのやり取りや検索順位チェック、記事チェックなどをします。
一般的に報酬はライター時代よりアップします!
責任感はありますが、ライター時代より成果が目に見えて表れます。チャレンジしがいのある職種と言えるでしょう。
SNS運用
SNS運用では、クライアントのSNS投稿や管理をします。Web上の記事を書くのとは少し違いますが、基本は同じです。
読まれる文章、人の興味を惹く文言などを考えて、投稿していきます。
マーケティングの知識があると役立ちます!
ライターで培った文章力を発揮できる土俵なので、横展開先としてはおすすめです。
台本・シナリオ作成
台本・シナリオ作成は、主にゲームやYouTube動画の台本やシナリオを作成する仕事です。
分かりやすい文章を書くことはライターと共通です!
ただ、物語系の台本だと、人の感情を揺さぶる文章や言葉が必要になってきます。そのため、説明系の文章ばかり書いているライターにとっては、戸惑いがあるかもしれません。
本やドラマが好きで、脚本を書いてみたかったという人にはおすすめです!
そうでなくても、エンタメ系ではない情報発信系のYouTube動画は割とライター時代に書いた記事と性質が近いので、書きやすいと思いますよ。
ライターで培った能力を生かして効率的に仕事をするなら、情報発信系のYouTube動画の台本作成を狙いましょう。
取材
取材をして記事までかけるライターは、重宝されます。
取材ライターと呼ばれ、報酬も高めです!
しかし、募集する際はたいてい「取材経験あり」がついてきます。そのため、未経験から目指すのは難しいです。
ただ取材ライターは貴重なので、もし何かの機会に取材するチャンスがあった場合は、迷わず受けておきましょう。
人の話を行くのが好きな人には、天職のような仕事です。
ライター講師
ライター講師は、今からライターを目指す人に文章の書き方などを教える仕事です。自身の経験を活かせるので、ライターをやっている方なら取り組みやすいと思います。
ライター講師はたまに募集がかかっているので、こまめに検索してみてください!
もう少し軽いものだと、メンターがあります。メンターとは助言したり相談に乗る人のことで、これからライターデビューする人をサポートします。
MENTAというサイトを使えば個人でもメンターになれるので、チェックしてみてください。
メンターに関しては、「副業を始めるのにメンターって必要?オススメの理由と探し方を解説!」で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
シライシがライターの仕事を横展開し始めた理由
シライシが仕事の横展開を考え始めたのは、以下3つの理由があったからです。
- 「文章を書く」のは頭を使うから
- 外に出たいから
- リスク分散したいから
ライターをしていると誰しも当たる壁だと思うので、「こんな考えもあるんだ」という参考にしてもらえればうれしいです。
「文章を書く」のは頭を使うから
文章を書くのって疲れませんか?
話が飛躍しないようにしたりPREP法を意識したりなど、結構集中力を使います。
シライシは一番頭が冴えている午前中に執筆することが多いです!
そのため、1日中ライティングをしていたらヘトヘトになってしまいます。
特にお昼を食べた後や夕方くらいに、眠気を感じて集中できない経験をした方も多いのではないでしょうか。
そこで、午後は”頭を使わない仕事”をしようと思いました!
これはそのまま受け取られるとだいぶ誤解を生むと思うので、説明させてください(笑)
ここでいう”頭を使わない仕事”とは、「マニュアル通りにやる仕事、やることが決まっている仕事」のことです。
たとえば、WordPress入稿やChatGPTを使った原稿づくりなどです。
これらはマニュアルがあったり、決まったプロンプトを打ち込んだりすれば作業が完了します。
対してライティングは、マニュアル以外にも文章同士のつながりを意識したり、より分かりやすい表現がないか探したりする必要があります。
これを集中力のないときにやるとミスが生まれてしまい、クライアントからの信頼が失われてしまいます。
限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮するために、横展開は必要だと感じます!
外に出たいから
ライターって家の中にこもりがちになりますよね…
特にシライシは趣味もゲームなので、スーパーへの買い物くらいしか外に出ません。
あれ…不健康じゃね?
そう思い、仕事で外に出れればお金も稼げるし健康にもなるし一石二鳥なのではないかと思い立ちました。
そこで、地元の良さを取材して記事にする仕事を取ってきて、外に出るようにしました。
おかげで外に出る機会は増え、太陽の光を浴びる気持ちよさが分かった気がします。
取材も外に出るきっかけになるのでおすすめです!
リスク分散したいから
リスク分散は、仕事でも株でも、何にでも共通する鉄則です。
一つに依存しすぎると、そこがダメになったときに自分も共倒れしてしまいます。
案件は、常に5~6社と取引するようにしています!
そうすれば一つダメになっても、生活が揺るがされるくらいのダメージにはなりませんからね。
ただ、リスク分散を考えると、一つの職種に依存しているのもリスクなのでは…?という考えも浮かんできます。
もちろんライターという職業が今すぐなくなるわけではないと思いますが、もしそのような状況に直面しとき、ライターとしてのスキルしかなかったら詰みです。
仕事内容もリスク分散しようと思いました!
そのため、現在はライティングやWordPress入稿、YouTube動画の台本作成など、幅広く仕事をこなすようになりました。
もちろん、一つのことで突き抜ければいいというのも一つの考えですが、多くの選択肢を持っておくことも一つの考えだと思います。
まとめ:ライターは横展開で自分の市場価値を高めるのも一つの手
ライターは「文章力」という、どの仕事でも使えるスキルを磨ける素晴らしい職業です。
だからこそ、他の分野にも生かして、仕事を”横展開”しやすいと言えます。
あなたもぜひ仕事を”横展開”し、さまざまな分野で活躍してみてください!
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