どうも、シライシです!
クラウドソーシングサービスで案件を探していると
「すでに出来上がっている文章を直すだけの簡単リライト!」
なんて言葉を聞いたことはありませんか?
私は最初この言葉を信じて、「なんだ、誤字脱字の修正くらいか。簡単じゃん!」と意気込んで案件を受注したことがあります。
そして、誤字脱字の修正をして提出したらクライアントから修正祭り。
修正して出したのに修正して返されるという皮肉なことになりました…
これは、私が「リライト」というものを知らなかったからです。
おそらく、webライターを始めたばかりの初心者の方は知らない人も多いんじゃないでしょうか?
ちなみにこの記事を読んでいて、まだwebライターとして活動していない人は今すぐ始めましょう!こちらでおすすめの理由と手順を紹介しています。
今回は「リライト」とは何かというところから、具体的なリライトの仕方まで解説していきます!
リライトを知らないという人はもちろん、実はよく分かってなかったという人もこれを読めば明日から自信を持ってリライトに取り組めます!
リライトは修正ではなく「書き直す」こと
先ほども言いましたが、リライトは誤字脱字の修正ではありません。
リライトとは、すでに出来ている文章をテーマを変えずに書き直して、読者により分かりやすく読んでもらえるようにすることです。
記事の質を高めたり、検索で上位に表示させるためのSEO対策で行われることも多いです。
リライトと編集・校正の違い
クラウドソーシングで案件を探していると、必ずと言っていいほど「リライト・編集・校正」はひとくくりにされています。
これこそ私がしくじってしまった最大の要因です!
「全部同じような意味だから一緒になってるんだな~」とのんきに解釈してしまったんですね…
私の二の舞になる人がこれ以上増えないように、しっかり解説していきます!
編集は企画から考える
編集は企画からやることが多いです。
書く文章のテーマ決めですね。
例えば…
↓
「20代におすすめデートスポット」という記事を書いて、その宿泊先としてこの旅館を出す?
「親孝行におすすめ旅館〇選!」という記事を書いてその中で紹介する?
というように、どのテーマで記事を書くかというところから考えます。
初心者のうちは難しいと思うので、ある程度実績も積みあがってきたらやるところかなと思います。
校正は誤植の修正
校正は誤っている表記を正すことです。
誤字脱字の修正はもちろん、表記ルールに乗っ取っているかを確認します。
例えば…
↓
私は昨日、街中でパンイチになって50m(半角)走った。
という感じでしょうか。
(文章はめちゃくちゃ適当です、すみません。)
これが私が想像していたリライトに一番近いものでした。
リライト・編集・校正のまとめ
・編集→テーマから自分で決める
・校正→誤植を修正する
リライトの正しいやり方
リライトする前に2つやること
さっそく文章に手をつけた人!
ちょっと待ってください!
すぐにリライトしようとすると失敗します。
まず一度手を膝の上に置いて、以下の2つのことをやってみてください。
ターゲットを明確にする
今からリライトする文章は、だれに向けて届けたい記事なのかを整理しておきましょう。
- 20代男性
- 独身
- 年収300万~400万
- 親孝行が出来ずにいるがそろそろ何かしたいと思っている
などできるだけ細かく想像できると良いです。
そうするとより読者目線になれるので、どこを変えればもっと読んでくれる文章になるかが見つけやすくなります。
どうしてもターゲットを絞れないときは、クライアントに聞いてみてもいいと思います。
認識がズレたままよりは100倍いいですからね。
一度最後まで読んでみる
意外とやらない人が多いですね。
最初の2~3行だけ読んでそこからリライトを始めてしまう人。
(おそらく学生時代の国語の問題も、文章を読まずいきなり問題解き始めていませんでしたか?)
これだと全体像がつかめないので、上から順番にやっているうちにどんどんズレてきちゃうんですね。
最初は親孝行はやらなきゃ損!って言っていたのに、最後に無理してやらなくてもいいよって言っているとか。
「すでにある記事なんだからテーマがズレるわけないじゃん!」と思った人いますかね?
書き直さなきゃ!って意識があると案外ズレてきちゃうんですよね。
だから、全体像を把握しておくのはすごく大事なんです。
リライトのポイント3つ
さて、上の準備が終わったらいよいよリライトしていきます。
その際のポイントは、以下の3つを参考にしてみてください。
言い回し・表現を変える
まずは、言い回しや表現を変えてみましょう。
例えば…
↓
2日前、大通り沿いをパンツ一丁で散歩していたんです。
しばらくすると、傘を差すか迷うくらいの雨が降ってきました。
こんな感じですかね。
(また文章はめちゃくちゃ適当です。すみません。)
2つの文章は言いたいことは同じですが、言い回し・表現が違うだけでまるで違うような文章に見えると思います。
これは一番使う有用なテクニックです。
専門用語を分かりやすく言い換える
専門用語は分からない人が多いですよね。
しかし、その分野に詳しい人ほど専門用語を使ってしまうんですよね。
自分にとっては当たり前だけど、相手にとっては知らない。
これでは、読みやすい文章ではないですよね。
だから、専門用語を分かりやすい言葉に言い換えるのも立派なリライトです。
注釈で解説や用語説明を入れるのもいいですね。
箇条書きにする
読みやすい文章というのは、視覚も関係しています。
以下の2つの文章を読んでみてください。
私には3つ趣味があります。
・急に大声を出すこと
・脱いだ靴下を壁にたたきつけること
・天井のシミを数えること
どちらの方が読みやすいですかね?
おそらく大半の人は後者の方が読みやすいと思います。
このようにいくつか項目があるものは、箇条書きにして分かりやすくするのが良いです。
記事の雰囲気も変わりますし、読者も読みやすくなります。
(実はこの記事でも何回か出てきています)
意外にやりがち!ダメなリライト3つ
最後に、意外にやりがちな「ダメなリライト」を3つ紹介します!
これを意識するだけでもだいぶ良いリライトに近づきますよ!
語尾・語順を入れ替えただけ
ここまで読んでいただいたみなさんなら大丈夫だと思いますが、もちろんダメです。
↓
スマホを昨日の夜に、腹が立ったからベッドに投げつけたらボインと跳ねました。
テーマからズレている
「リライトする前に2つやること」でも言いましたが、テーマからズレて記事に一貫性がないとリライトではありません。
もはや、別の記事になってしまいます。
テーマを常に意識しながらリライトを行うようにしましょう。
無駄に長い文章
文字数を稼ごうとして良く起こる現象ですね。
・~と思ったりする人もいれば思わなかったりする人もいます
・~と思ったりする人もいれば思わなかったりする人もいます→~と思う人もいるし、思わない人もいる
これで良くないですか?
無駄に長い文章は、読者にとって読みにくい文章になってしまうので気を付けたいです。
まとめ:リライトは難しくない
ここまで読んでいただけたら「リライト」とは何かを分かってもらえたと思います。
単なる修正ではなく、文章を書きなおすことです。
しかし、今回紹介したコツを意識すればそこまで難しくないと思ってもらえましたよね?
明日から、いや今からリライト案件に自信を持って取り組んでいきましょう!
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